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ドロップボックスでMac・Windowsのデスクトップ同期がしたい!
ドロップボックスと言えばオンライン上のストレージを複数のコンピュータの間で共有や同期ができるサービスですが、実はMacやWindowsで、デスクトップ上のデータをまるまるドロップボックスで同期できる事もできるのです。
この同期機能はドロップボックスの「バックアップ機能」を使ってできるもので、Mac・Windowsの両方のOSで利用できます。
僕は普段Macを使用しているので、例えば外出先で自宅のMacのデータにアクセスしたい場合はiCloud Driveというアップルのサービスを利用すれば良いのですが、iCloud Drive無料プラン(5GB)しかないので、デスクトップのデータ容量を考えると全然足りません。でも僕の場合ドロップボックスは既にPlusプラン(2TB)を利用しているので、これを活用しない手はないと思い、今回ドロップボックスの「バックアップ機能」を使い、デスクトップ同期の設定してみました。

MacのiCloud Drive設定方法
Macを使っていて、iCloud Driveでデスクトップ同期をしたいという方もいるかと思いますので、まずはiCloud Driveを使ったデスクトップ同期の設定方法をご紹介します。
設定はとても簡単です。「システム環境設定」→「Apple ID」→「iCloud」のオプションから「デスクトップフォルダと書類フォルダ」にチェックを入れるのみです。
簡単に設定できますし、同期したいデータ容量が5GB以上の場合は別途ストレージを購入することも簡単にできます。


ドロップボックスのバックアップ機能を使ったデスクトップ同期の設定方法
お待たせいたしました。本題のドロップボックスを使いデスクトップ同期をを設定していきます。MacでもWindowsでも既にドロップボックスアカウントをお持ちで、デスクトップアプリがインストールされていれば簡単にデスクトップ同期ができます。
今回の説明はMacの画面にて進めていきますが、Windowsでもほぼ同じですので、あまり迷うことはないと思います。
デスクトップアプリをインストールしていない方は以下からダウンロード可能です。
Dropboxデスクトップアプリ インストール
https://www.dropbox.com/ja/downloading
また、このドロップボックスのバックアップ機能はDropbox Basic、Plus、Family、Professionalプランでのみとなり、今回の説明はPlusでの設定方法をご紹介します。
設定は簡単3ステップ!
【1】ドロップボックスアプリから基本設定を開く
Macならメニューバー、WindowsならシステムトレイにあるDropboxアイコンをクリックします。
するとドロップボックスアプリのウインドウが表れますので、上部右端のプロフィールアイコン(緑のアイコン)をクリックします。

するとさらにメニューが表示されますので、「基本設定」をクリックします。

【2】バックアップの「設定」ボタンをクリック
「基本設定」のバックアップタブの「設定」ボタンをクリックします。

【3】同期したいフォルダを選択する
すると大きなウインドウが表示されますので、パソコンとドロップボックスとで同期したいフォルダにチェックを入れます。全てにチェックを入れてもいいですし、ひとつでも構いません。チェックを入れ終わったら「設定」ボタンをクリックします。

Macの場合、デスクトップフォルダへのアクセス許可を求めるダイアログが出ますので、「OK」をクリックします。

するとパソコンとドロップボックス間でデスクトップデータの同期が始まります。今回の場合はデスクトップのみ同期する設定にしました。

これで設定は完了です。同期に時間がかかるかもしれませんが、気長に待ちましょう。
ドロップボックスのデスクトップ同期完了!
ドロップボックスを見てみると「Computer backup」と「My Mac(デバイス名)」(Windowsの場合は「My PC(デバイス名)」)の二つのファイルが追加されている事がわかります。この「Computer backup」はパソコンとドロップボックスの同期の設定ファイルで「My Mac / My PC」は実際に同期されたデスクトップのデータが格納されています。
デスクトップ同期後に「Computer backup」や「My Mac / My PC」のファイルの移動、削除、名前の変更などはしないようにしましょう。どうしても消したい場合は後述する「同期をオフにしたい場合」を参考にしてください。

同期が完了した状態でパソコンのデスクトップでフォルダを追加するとドロップボックス側でもフォルダが追加されリアルタイムで同期されます。これは便利!
バックアップができなかったファイルは、ドロップボックスの「パソコン上のファイル」という名前でショートカットが作成されていますので、確認してみてください。
Macでドロップボックス同期後にデスクトップにファイルが表示されない場合はFinderを強制終了して再起動してみてください。
デスクトップ同期をオフにしたい場合
ドロップボックスのデスクトップ同期を解除したい場合は先ほどのドロップボックスアプリの「基本設定」→バックアップタグの「バックアップを管理」で同期を解除する項目のチェックを外して「保存」しましょう。同期をオフにしてもドロップボックス上にはデータが保持されます。
同期オフの詳しい情報は以下のURLの最下部あたりが参考になります。
【パソコンのバックアップを使用する】
https://help.dropbox.com/ja-jp/installs-integrations/sync-uploads/computer-backup
ドロップボックスのデスクトップ同期まとめ
このドロップボックスのデスクトップ同期により、バックアップも同期も簡単にでき、外出先や別のパソコンでも常に最新デスクトップデータにアクセスが可能になります。
これにより、ネット環境さえあれば今まで外部ストレージとして使用していたポータブルハードディスクやUSBメモリからも解放されます。
そして僕が一番メリットに感じているのはデスクトップ上で誤って削除してしまったファイルやフォルダをドロップボックスの復元機能を使って復元できるところです。
復元方法はドロップボックのウェブ版などから復元したいファイルにチェックを入れて復元するだけで、すぐにデスクトップ上にファイルやフォルダが復活します。
ぜひ皆様もドロップボックのバックアップ機能を活用してみてください!