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運転免許を失効後、25年ぶりに一発試験で合格して免許再取得しました!

運転免許をうっかり失効してしまう…

僕がはじめて運転免許を取得したのは18歳の時で、運転免許取得後、数年間車に乗ることなく学生時代・社会人時代を過ごしていました。

その後転居する際に郵便物に転居届の提出を忘れてしまい、免許更新の通知ハガキが手元に届かず、知らぬ間に1年以上経過して、免許を失効することとなりました…。

通常、運転免許失効後6ヶ月以内であれば講習と適性検査を受ければ運転免許証が交付され、6ヶ月〜1年以内で仮免許からのやり直しになるのですが、僕の場合気づいた時点で1年を経過していました。

一応、最寄りの免許センター窓口に行き、どうにかできないかと相談しましたが、失効した運転免許にハサミを入れられ、見事に免許失効となりました…。

運転免許を再取得しようと思ったきっかけ

運転免許失効後、25年間特に車を必要とすることない生活を続けていましたが、最近になって車を活用したいシーンがあるのと、これまで登山キャンプなどでキャンプ場を楽しんでいましたが、オートキャンプ場も行ってみたいという理由から、運転免許を取得しようと思いました。

また最近近所にカーシェアなども増えてきたので、借りたい時に借りるという使い方の選択肢もあるので、より車が気軽で便利なものになってきたのも理由の一つです。

自動車教習所か一発試験か?

ここで問題なのが、「自動車教習所」で取得するか、「一発試験」で取得するかの問題です。

自動車教習所と一発試験のどちらを選ぶかはその人の状況に大きく左右されると思います。例えば、時間がかかっても確実に再取得したい場合などは自動車教習所がいいですし、できるだけ早く安い費用で再取得したい人は一発試験がいいでしょう。

一概にこれがいいとは言えないので、それぞれのメリットデメリットを自分なりに考えてみました。

また、今回僕は再取得という事でAT限定で取得しています。MTの必要性もないしスクール費用も安く、合格しやすいという理由からです。

ちなみに僕自身の運転歴は免許を取得して数回しか運転していない、ほぼ教習所を卒業しただけのブランク25年のペーパードライバーです。ですので、運転歴の長い人は一発試験の合格率は上がると思います。

自動車教習所で免許を取得する場合

運転免許の取得のしやすさを考えると圧倒的に「自動車教習所」になります。自動車教習所は全国いろいろな場所にあるので、通いやすく利用しやすいのが特徴です。

しかし学科の授業や、教習所に予約をとって通う時間・費用を考えると時間がかかりすぎてしまうし、学科などは自分で学習できるので、コスト・時間面で余裕のある人は適しているでしょう。

メリット

  • ほぼ確実に運転免許を取得できる
  • 教官が選べたりする場合がある

デメリット

  • 時間と費用がかかる
  • 時期によっては予約が混む

一発試験で免許を取得する場合

一発試験」は運転免許試験場で仮免・本免の学科と技能試験を申込んで、受けるわけですが、全ての手続きを自分で行う必要があります。

また、運転免許試験場は試験のみ行う場ですので、試験に合格するための練習・学習なども自分で行わなければなりません。何の準備や対策もなしに運転免許試験場で試験を申込んで受験しても、合格するのは難しいと思います。

ですので、学科については書籍アプリ・ネット・Youtubeなどを駆使して学習し、技能については一発試験に合格できるよう指導してくれるサービスを自分で探す必要があります。

インターネットで「一発試験 スクール」などと検索すれば一発試験をサポートしてくれるスクールが複数出てきますので、その中から自分に合ったスクールを選びましょう。

選び方としては自分の受けたい運転免許試験場でのサポートがあるかがポイントになると思います。また、一発試験に対応したスクールは地方にはあまりない場合もあるので、その場合は最寄り教習所で一発試験対策として教えてくれるコースやオプションの有無などを確認してみるのもいいでしょう。

メリット

  • 学科授業がないので、少ない時間ですむ
  • 費用が比較的安い

デメリット

  • 受講する度に費用が発生する
  • 地方にはあまり業者がない

一発試験スクールに申し込み

今回は一発試験に対応したスクール数回技能練習をし、一発試験にのぞむという流れで合格を目指すことにしました。

25年もブランクのあるペーパードライバーが、このまま試験場へ行って一発試験を受けても不合格なのは目に見えているので、確実な方法として一発試験などの試験をサポートしてくれるスクールを受講することが近道だと思いました。

運転免許取得の大きな流れ

一発試験の場合、運転免許試験場へ直接電話やネットで予約や申込をしましょう。

  1. 仮免学科試験(運転免許試験場に申し込んで受験)
  2. 仮免技能試験(仮免学科合格時に日時指定されますが、変更可)
  3. 本免学科試験(運転免許試験場に申し込んで受験)
  4. 本免技能試験(本免学科合格時に日時指定されますが、変更可)
  5. 取得時講習(指定された教習所にて受講)
  6. 免許取得!

免許失効後の再取得費用

今回の僕の運転免許の再取得費用をまとめてみました。今回は大阪の門真運転免許試験場の費用を参考にして掲載しています。

今回の僕の場合は「スクール費用」+「試験場費用」の合計で約20万前後で取得できました。一発試験の割には高いと思うかもしれませんが、通常の30万円前後を考慮すると時間と費用も節約できし、確実に再取得できる選択だったと思っています。

ただ、もうちょっと少ない練習でも合格できたかなと思うところもあったので、もう少し費用は抑えられたかもしれません。これに関しては個人差ですので、スクールのインストラクターとの相談や自分の感覚で判断してみてください。

仮免費用

一発試験スクール費用

仮免技能教習料:7回(100分)87000円
コース貸出料(門真50分3,000円)・出張料金・車両使用料・消費税なども別途発生します

試験場費用

仮免試験手数料2,900円
仮免交付手数料1,150円
仮免車両使用料1,450円
試験不合格の場合「仮免試験手数料」「仮免車両使用料」が追加になります。

本免費用

一発試験スクール費用

本免技能教習料:5回(120分)80000円
出張料金・車両使用料・消費税なども別途発生します

試験場費用

本免試験手数料2,550円
本免交付手数料2,050円
取得時講習普通車講習:11,200円
応急救護処置講習:4,200円
車両使用料800円
試験不合格の場合「本免試験手数料」「車両使用料」が追加になります。

僕は大阪の門真運転免許試験場で練習しましたが、このコースの予約(電話)がかなり混雑しますので予約できない事も多々あります。ただ、仮免合格にはこのコースでの練習は必須だと思いますので、頑張って予約してみましょう。(コース貸出料:50分3,000円)

仮免・本免の学科試験

学科試験は基本的に無料アプリやネット(Webサイト・Youtubeなど)で問題集があるので、それを活用すれば合格レベルになると思います。心配な方は書籍などを購入、または一発試験対応スクールに学科をサポートしてくれる場合は一度確認してみるといいでしょう。

学科試験の問題は「以下」や「未満」などひっかけ問題のようなものも多いので、たくさんの問題を反復して学習すれば問題ないと思います。

ちなみに僕の場合はアプリとスクールの問題集などで学習し、仮免・本免ともに1回で合格することができました。

学科試験は確実に合格するために、試験時間が余ってもすぐに退席せず問題の見直しをすることをおすすめします。

仮免技能練習

個人的に一番苦労したのが、仮免技能の練習です。

25年ぶりに運転するというブランクもありましたが、技能試験は運転技術もちろんですが、安全運転ができるかという事を重視されるので、安全確認を特に注意して練習するのがいいかと思います。

また、安全確認には順序があり例えば左折の場合、ルームミラー→指示器→サイドミラー→目視ではじめて左折するので、運転をしながらこの順序で速やかに確認するのも苦労しました。

ちなみに運転に慣れた人ほど安全確認・運転技術に必ずクセがあり、合格しにくい事もありますので一旦自分の運転を忘れ、素直に取り組んだ方が上手くと思います。

最初は焦ってしまったり、落ち着いて運転できない事もありますが、練習すれば少しづつできるようになります。

僕は結果的にスクールで、実際の試験場でインストラクターの指導を100分×5回受けて問題なく運転できるようになりました。個人的な意見ですが、練習は実際の試験場でやるのが絶対おすすめです。

仮免技能練習のポイント

僕が実際に仮免技能練習で特に気をつけたポイントは以下になります。

運転全般

  • 発進時に左右・後方の確認
  • 左折時のルームミラー→指示器→サイドミラー→目視
  • 右折時に道路の中央に寄り、交差点中心の直近の内側を徐行する
  • 車線変更は3秒前に合図を行い、なめらかに進路を変える
  • 交差点右左折時は30m手前で合図を出す
  • 交差点や一時停止で発進する際に左右確認をする
  • 右左折時に横断歩道を確認する
  • 速度規制に合わせて走行する
  • ハンドルを回しすぎない(ふらつきの原因になる)

S字・クランク

  • S字・クランクの進入はゆっくり
  • 近くを見ずに、進行方向を見てハンドルを調整する
  • 進入時はハンドルを切るタイミング・量を気をつける
  • S字・クランクの進入が左折の場合は左折時と同じ確認をする

坂道発進

  • 坂道途中で停車、指示器→ルームミラー確認→ローに切替→サイドブレーキを上げる
  • 発進時はアクセル→ゆっくりサイドブレーキ下げながら発進
  • 坂道を降りたら一時停止→ドライブに入れる→左右確認→左折or右折

一発試験スクールの教習を受ける場合はインストラクターの指示を素直に聞いて実践するのが合格への近道です。質問は運転中を避けて、停車時にまとめて質問するのがいいでしょう。

仮免技能試験に挑戦!

練習を重ねて安全確認・運転技術が身に付いたらいよいよ仮免技能試験です。

はっきり言って100%緊張します。ただ、それでも落ち着いて練習の内容を試験でしっかりできれば合格できます。

運転免許試験場の試験官は運転者の視線・動きをとても細かくみていますが、存在を一旦忘れて落ち着いて安全・正確な運転を心がけましょう。

門真運転免許試験場での仮免技能試験は試験当日の待合室に試験コースが掲示されますので、早めに確認してイメージレーニングなどしておくといいでしょう。

技能試験にのぞむ前に気をつけたいポイント

  • 服装は運転に適したもの(ラフすぎる服装や運転に適さない靴はNG)
  • 挨拶や返事をしっかりしましょう(最低限のマナーなので)
  • 試験官の指示をしっかり聞く(試験のコースや注意点をしっかり聞く)

そして仮免技能試験の結果は…

1回目 不合格!

かなり緊張して、ハンドルを回しながら指示器を出して指示器がすぐ切れて何度も指示器を出し直したり、それに焦り交差点での左右確認がなかったり、右折時にハンドルを回しすぎてふらついたりで、コース全体の80%まで行きましたが、途中で強制終了となり不合格でした…。

もうはっきり言って1回目は様子見な感じでいいと思います。試験料は授業料だと割り切って絶対合格!という思いよりリラックスしていきましょう。

試験後には試験官からアドバイスをもらえるので、しっかり聞きましょう。不合格でもこのアドバイスを聞いて次回に活かせば合格に近づきます。

2回目 合格!

前回の失敗を踏まえて落ち着いて順調に運転できましたが、坂道発進後の左折で後輪が擦った感覚があり「終わった」と思いましたが、落ち着いてすぐに停止・後方確認・バックで対処することでなんとか合格することができました!

試験官からのアドバイスでは問題があってもすぐに停止して落ち着いて対処した事も評価されました。自分の感覚では70点ギリギリだったような感じもしますが、とりあえず合格できてよかったです。

技能試験は基本的に減点方式となり、持ち点100点からスタートします。

運転免許試験場の技能試験は点数が70点を下回った時点で即終了となり、出発点へ戻ることになりますが、逆に言えば30点減点されても合格できると思って、落ち着いて試験にのぞみましょう。

本免技能練習

無事仮免許を取得し、残すところは本免技能試験です。

この時点で仮免許証を持っているので、路上で練習ができるわけですがこの本免技能の練習も実際の運転免許試験と同様の路上コースを走る事で合格率が高まります。

仮免技能試験を合格した時にもらえる「路上練習申告書」にも記載されている場合もありますが、路上練習は教習指導員第一種免許3年以上の人第二種免許の人のいずれかの同乗者と免許試験から3ヶ月以内に1日2時間で5日間の路上練習が必要です。

※細かい内容は各運転免許試験場の路上練習申告書関連の書類を参照してください

僕の場合はスクールで、実際の運転免許試験場周辺の路上コースでインストラクターの指導を120分×5回受けて問題なく運転できるようになりました。路上練習は仮免とは大きく異なり、道路状況を見極めて運転する臨機応変さが求められます。仮免技能で学んだ安全確認などを活かしながら路上練習をしていきましょう。

仮免取得後の路上練習は自動車教習所などでも対応できる場合もあるので、相談してみましょう。

本免技能試験のポイント

僕が実際に本免技能練習で特に気をつけたポイントは以下になります。

運転全般

  • 発進時に左右・後方の確認
  • 駐車車両が前方に見えたら、早めに右指示器→目視→右による→減速して追い越す→左指示器/巻き込み確認→ゆっくり左車線に戻る
  • 交差点通過は手前・通過中も左右を確認する
  • 横断歩道などはブレーキに足をのせいつでも安全に停止できるようにする
  • ブレーキ前はルームミラーで後方確認
  • 制限速度を確認してしっかり守る
  • 前方の交差点がつまっていたら停止線で待つ
  • 遠くの信号などを見て状況判断
  • 障害物はなめらかに避ける(急ハンドルにしない)

方向変換

  • 停車して方向変換スペースを目視し、窓を開け覗いて道路との平行を確認
  • ギアをRに入れて後方確認して角のポールが後ろの窓に見えるまでバック
  • 後ろの窓ににポール見えたら左にハンドルを切って前方確認&後方確認してバック
  • 正面になったらハンドル戻してバック
  • 最後は後方確認して完了

縦列駐車

  • 停車して縦列駐車スペースを目視し、窓を開け覗いて道路との平行を確認
  • ギアをRに入れて後方確認して角のポールが後ろの窓に見えるまでバック
  • 後ろの窓ににポール見えたら左にハンドルを切って前方確認&後方確認してバック
  • そのまま車体が入るまでバックし、前方も確認
  • 車体が駐車スペースに入ったら右にハンドルを切り、前方と左ミラーもみる
  • 車体が平行になったらサイドブレーキ、パーキング
  • 駐車完了しましたの報告
  • 合図をして左後方、左ミラー、バックミラー、右ミラー、右後方を確認後発進

仮免の有効期限は6ヶ月ですが、仕事をしながらスクールに通い、免許を取得する場合は意外とあっという間に終わってします。実際に僕もあと1回不合格になったら、再度仮免試験を受けないといけない状況にあったので仮免合格のあとはすぐに練習して試験に申し込むことをおすすめします。

本免技能試験に挑戦!

いよいよ最後の本免技能試験です。

本免技能試験は実際の路上での試験ですので、歩行者、自転車、駐車車両、工事現場など状況の変化が多いです。仮免で身につけた安全確認や運転技術を応用して落ち着いてリラックスして試験にのぞみましょう。

本免の試験コースは試験直前の車内にて発表されますので、どのコースでも対応できるようにしっかり練習しておくことが必要です。

そして本免技能試験の結果は…

1回目 不合格!

最初は順調でしたが、路上での停車措置からの発進でハンドブレーキの戻しが甘くそのまま発進して試験官に注意されてしまい、その後も交差点での左右確認不足などもあり、70%くらいの地点で強制終了となりました…。

試験官からアドバイスは青信号で交差点を通過する時の左右確認不足と、左折時の寄せが最後膨らむという点を改善するようアドバイスいただきました。

2回目 合格!

1回目では強制終了だったので、今回は方向変換・縦列駐車まで行けるように目標を掲げていました。

前回の注意点を踏まえて路上は順調に終わり、場内にて縦列駐車まで行きました。さすがに縦列駐車はかなり緊張しましたが、落ち着いてゆっくりでもいいので、自分のペースで運転したら、合格することができました!

試験官からのアドバイスでは少し左折時に左に寄せすぎた場面があったので、気をつけるようにアドバイスいただきました。

この時はこれまでの苦労が報われてうれしさでいっぱいでした。結局仕事しながらスクール受講して試験を受けたので、免許取得まで1年弱かかってしまいました…。

一発試験で免許再取得は難しいのか?

一発試験で免許取得は難しいかと聞かれたら、「難しい」です。でも安全確認や運転方法を学び、安全な運転ができれば「難しくはない」とも言えます。

今回一発試験を受けて思ったのは、重要なのは専門家に指導してもらうという事です。一発試験に対応したスクール教習所でもいいので、合格に向けた指導ができる業者を見つけて指導を受ければ一気に合格率は上がると思います。

また、練習はできるだけ実際の試験場や路上で行いましょう。これをすることで合格率は一気に上がります

今回お世話になったスクールのインストラクター曰く、スクールなどで練習した人でも仮免・本免で5回目くらいで合格が平均だそうです。一発試験は不合格で当たり前だと思うので、何度もチャレンジしてください。

【まとめ】運転免許を一発試験で免許を再取得

一発試験で免許なんて取れない!と僕自身思っていましたが、ご紹介したような方法でしたら個人差はもちろんありますが、多くの人は一発試験で免許を取得できると思います。

運転経験豊富な方は、初心に戻って一発試験スクールや教習所で教習を受ければ合格しやすいと思います。一発試験スクールのインストラクターは試験官の見る目でアドバイスしてくれるので、とても参考になります。

また、運転免許試験場の試験官も鬼ではなく、運転を公正に判断してくれる人たちです。僕の場合は落ち着きのある優しい方が多かったので、緊張はしましたが、とてもやりやすかったです。試験官にもよるのですが、試験後のアドバイスはとても親身になってくれる人もいて、ちょっと感動すらします。ただ、全然練習してきていない人には若干厳しいと思います。

実際の試験は試験官が隣にいるだけでもかなりのプレッシャーがありますが、落ち着いた安全確認、運転動作、状況確認ができれば合格はできますので、皆様もチャレンジしてみてください!

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