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ネットショップ詐欺にあったので、対策やポイントをまとめてみた。

普段は仕事などでネットやパソコンに慣れたはずの自分もフツーに騙された。

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普段は仕事でパソコンを使用しており、もちろんインターネットも毎日活用します。
ネットショッピングも様々なサイトを利用していますので、自分がネットショッピング等で詐欺被害に遭うなど考えてもみませんでしたし、そもそも騙されるわけがないと思って疑いませんでした。

詐欺サイトで商品を購入してしまった経緯

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今回の買い物は子供用自転車です。通常はアマゾン、楽天、価格コムからのリンクなどで買い物をするのですが、今回は欲しい商品の型番を検索したところ、アマゾンや楽天より30%安いサイトを見つけました。サイトデザインは簡素でデザインも若干崩れたものでしたが、商品写真が楽天のものと同一であり、このサイトでも同一商品を取り扱っているものと思いました。

また、事前に「特定商取引法に基づく表記」の記載がないのは確認済みでしたが、会社概要や代表者が確認できる事から大丈夫だろうと思ったのと、「価格の安さ」「送料無料」のうたい文句に魅力を感じ、購入ボタンをクリックしてしまいました。
ここで不安に思いながらも購入したのは、価格が少額だったので、万一詐欺だったとしても被害は少ないだろうと思ったからです。

商品購入からの決済までの手続き

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程なくしてメールが届き、(1)会員登録の連絡、(2)商品購入の連絡、(3)振込先の連絡と、計3通のメールを経て、銀行振込にて代金を振込ました。
実はここでも大きなミスをしていまい、この時点で被害を食い止めるチャンスを失いました。
実は決済方法は「クレジットカード決済」を選択していたにもかかわらず、3通目のメールには振込先が記述されていたのです。ここで不思議に思いましたが、「自分が間違って銀行振込を選択したのかも…」と思ってしまい、代金を振り込んでしまったのです。

怪しい要素が多すぎたので、ネットで調べ詐欺確定

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代金振込後、2営業日で商品発送となっていましたが、2営業日くらいになっても配送業者からの連絡やメールがない為、ショップ運営者に催促のメールを送りましたが、さらに2日経っても連絡なし。ここではじめて詐欺の可能性が高い事に気付き、受け取ったメールの内容でいろいろググりました。すると1件のみ僕が振り込んだ名義人と同姓同名の名義人がヒット!その名前の説明には「中国人の詐欺サイト」との説明が……残念ながらこれで被害確定です。
とりあえず会員登録の必要なサイトでしたので、すぐさま会員情報を削除しました。

その後の対応

起こってしまった事は仕方ありませんが、こういう機会は活かすべきだと考え、詐欺被害にあった後の行動というものを自分なりに考えてみました。ネットでいろいろ調べるとネットショップ詐欺についていろいろな情報があったので、参考にしつついろいろ考えてみました。

1.男ならキッパリ諦める!
少額だったのでこれもありなんでしょうけど、サイトが存在してる以上、自分と同じ被害者がさらに増えるのは見過ごせません。

2.返金(組戻し)
銀行に相談してお金を戻す方法らしいのですが、詐欺業者も多分プロですので、すでに引き出されてる可能性が高いと判断。

3.詐欺に使用された口座凍結
警察に被害届を出してから成立。被害者をさらに増やしたくないので、これがいいかも。

という事でまずは最寄りの警察へ行き、被害届を提出します。僕が持っていったものは
1.サイトのURLとキャプチャ画面のプリント
2.サイトの運営者名と住所
3.メールのやり取り全て(メールヘッダもね。)
これは各管轄の警察署で対応や提出書類が異なる場合がありますので、事前に警察のホームページなどで確認してください。

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警察での事務的で淡々とした対応を想像しましたが、意外にも親身になって相談にのってくれ、郵便局にて内容証明郵便を郵送するように言われました。ちなみに内容証明郵便は書式が厳格に決められており、インターネットなどで調べましたが、2回ほど郵便局で書き直しして、やっと郵送が完了いたしました。

その後もちろん詐欺サイトなので、宛先不明で内容証明郵便が返送されてきますので、それを持って再度警察署へ行き、ここではじめて被害届を提出して受理されました。

これと同時に詐欺業者にサイト情報や商品写真を使用された本家の楽天サイトの運営者様にもメールにて被害を報告。すると、楽天の本家の楽天サイトも詐欺には気づいているようで対策を講じているようでした。しかしながら次から次へと詐欺サイトを量産する詐欺業者とはイタチごっこのようです。

ネットショップ詐欺サイトを見分ける方法まとめ

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●サイトに「特定商取引法に基づく表記」の情報がない
●連絡先に電話番号がない
●決済方法に銀行振込を勧めてくる
●振込名義が個人名でかつ日本人の名前でなく怪しい(中国人ぽい)
●カートシステムがZencat(決してZencatが怪しいのではなく、利用されている率が比較的高いという事)

これに全て当てはまるようなECサイトは詐欺サイトの可能性が濃厚ですので、ご注意ください。

実際に詐欺サイトから来たメールはこんな感じ

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●文字化けもなく、とても普通に見えるメール内容。店長名も普通の日本人ぽい名前です。(同姓同名の方がいては迷惑なので、伏せています。)

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●このメールもいたって普通の文面。

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●ここでの振込先はネット銀行名が記載されていました。ここでの振込名義人の怪しさに気付けなかったのが悔やまれます…。

今後のネットショップの選び方について

サイトを慎重に選べば問題ないと思いますが、やはり大手モールのアマゾンや楽天、またはメーカーのオンラインショップなどを優先的にショップを選んだ方が安全かと思います。もちろんモール内の全てのショップが安全とは言い切れませんが、ショップや商品に対するレビューにしっかり目を通して購入する事をおすすめします。また、決済方法もクレジットカードの方が決済をキャンセルできる可能性がありますので、いいかもしれません。かといって独自ショップをまったく利用しないという事ではなく、その場合は前述したサイトの信頼性をしっかり確認する事です。不安でしたら、直接電話や問い合わせメールをしてみてもいいかもしれません。世の中には小さくても質の高い商品やサービスで勝負しているサイトはたくさんありますので。

ネットショップは便利で楽しいものです!

詐欺や犯罪などは時代と共に変化し続けるものですので、やはり自己責任で知り得る知識を活用して、安全にショッピングしましょう!

※尚、被害から5ヶ月経った今ではサイトは閉鎖されていました。自分の行いが役立ったかはわかりませんが、被害者を増やさない意味では微力ながら役に立ったのかなと思います。

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