デザイン

【Macのデスクトップ整理に便利】illustratorでオリジナルアイコンをつくろう!【1】

オリジナルアイコンをillustratorで制作してみよう!

今回はMacのデスクトップアイコンを自分だけのオリジナルアイコンをillustratorで制作して、フォルダーアイコンに変換して実際にフォルダーとして使ってみようと思います。

※本チュートリアルはCC2017を使用しています。

なぜオリジナルアイコンを制作するのか?

パソコンの画面表示に欠かせないアイコンですが、基本的にフォルダーアイコンは全て同じようなデザインで、ラベル機能などはあるものの、視覚的にもっと分かりやすい配色にすれば視認性がグッとアップしますし、例えば「仕事」は赤、「保留」は青などフォルダーを色でルール分けすると、もっと作業しやすくなります。そういった理由からフォルダーアイコンを自分だけのオリジナルデザインにし、日々の制作をもっと快適にしていきましょう。

まずは基本のパーツから描いていきましょう。

フォルダーイラスト

最初に【長方形ツール】を使用して任意の大きさの長方形を描いていきます。最終的にアイコンにするので、基本的に正方形に収まりがいいバランスで描いていきます。

グラデーションで着色します。

フォルダーイラスト

次は長方形にグラデーションの設定をしていきます。明暗の差が大きいグラデーションはデザイン的にあまり綺麗ではないので、なめらかなグラデーションをさりげなく設定していきます。今回はアイコンという事で最終アウトプットがRGB環境なので、CMYKではなく、RGBで色を設定する事をオススメいたします。

四角形の四隅を角丸にします

フォルダーイラスト

色の設定ができたら、長方形に角丸を作成していきます。角丸をスピーディーに作る方法は大きく分けて2つあり、上記の画像のように「コーナーウィジェット」と「コントロールパネル」のどちらかで作成するのがカンタンです。個人的にはドラッグ&ドロップで直感的に操作できる「コーナーウィジェット」がおすすめです。

フォルダー部分に質感を加える

フォルダーイラスト

フォルダーに質感を加えていきましょう。ドロップシャドウと光彩という「今さら」感のあるデザイン手法ですが、どんなデスクトプピクチャに配置しても見やすいように特にドロップシャドウは必須です。フラットなデザインのフォルダーもいいのですが、あまり背景となじみ過ぎても見にくいかと思います。illustratorの効果は【アピアランス】パネルで一覧で確認・編集ができるので、自分好みの質感をいろいろと試してみましょう。

フォルダーに色を設定します

フォルダーイラスト


フォルダーに色をつけていきましょう。【長方形ツール】で適当な四角形を描き、フォルダーの上に重ねて、【パスファインダ】の【交差】でフォルダー左側を覆うオブジェクトを作成します。できたらフォルダーの上に重ねて【透明】パネルから【乗算】モードにして配置します。
ちなみに上図では赤のオブジェクトにもグラデーションを加えているのですが、これは色の深みを高める為に行なっています。フォルダー自体にグラデーションが適用されていますので、単色のオブジェクトを乗算で前面に配置すればある程度は馴染みますが、あえて行なっています。
参考までに以下にグラデーション版と単色版の比較画像を掲載しておきます。

フォルダーの上部分パーツを描きます

フォルダーイラスト


【長方形ツール】で上図のような四角形を描いて、グラデーションを適用します。さらに上辺の左右を【ダイレクト選択ツール】で内側に移動させてから、「コーナーウィジェット」で角丸にし、光彩を加えます。

全てのパーツを組み合わせればフォルダーアイコンの完成!

フォルダーイラスト


以上でフォルダーアイコンイラストの完成です。いかがでしたか?5分前後で完成できたでしょうか?illustratorのイラスト制作フローは繰り返しが多いので、10分以上かかった方もショートカットなど作業に慣れてくればスピードはもっと上がります。
さて、あとはフォルダーの赤いオブジェクトを他の色のグラデーションに設定すればカラフルなファルダーアイコンをたくさん作れますので、ぜひチャレンジしてみてください!
次回はフォルダーアイコンのイラストをデスクトップで使用できるアイコンに変換していきます。

ここまで記事を読んでいただいてありがとうございます。今回は特別に個人・商用利用OKのフォルダーアイコンのaiデータを以下からダウンロードいただけます。パブリックドメインとしますので、ご自由にご活用いただければ幸いです。

アイコンファイルダウンロード

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